お知らせNews

2023.12.20

IGCとIDACAによる コメのサプライチェーンに関するワークショップの開催について

1219日、国際穀物理事会(IGC)と一般財団法人アジア農業協同組合振興機関(IDACA)は、日本政府の拠出のもと、タイ・バンコクでワークショップを開催した。コメのサプライチェーン参加者が市場情報をどのように収集しているか調査を行い、ワークショップでは、その調査結果にもとづき出席者間で議論を深めた。

日本政府は、本年のG7議長国として、食料安全保障上の懸念を優先的に取り上げている。IGCは、サプライチェーンのなかでも、農村など遠隔地で関係者がどのように市場情報にアクセスしているか情報収集・分析しており、今回の日本政府の支援は、IGCのこうした努力に応えたもの。アジア等の地域で食料安全保障のボトルネックは何かを検証することは、食料安全保障の状況を改善しようという日本の貢献の一部になるものである。

IGCIDACAは、世界の食料市場は衝撃への耐性を備える必要があるとの認識のもと、生産者、協同組合、商社、加工業者、消費者の各団体を対象に、アジア、アフリカ、オセアニアのコメのサプライチェーンに参加する関係者がどのように市場情報にアクセスしているかを調査した。また、市場の変化に対して、サプライチェーン参加者の間で反応に違いがあるかも調査の対象とし、団体毎に機会や課題が異なっているか分析した。タイ・バンコクのカセサート大学で行われたワークショップには、この調査への回答者が出席し、調査結果を見ながら、議論を深めた。今後はトウモロコシ(メイズ)、小麦など、他の穀物についても同様のワークショップを予定している。

最近数年にわたり、穀物や油糧種子の市場が非常に不安定になっており、世界のコメ市場も不安定さが増している。特に農村など遠隔地にいる人々が市場情報に十分アクセスできないため、価格変動や市場の不安定がサプライチェーン全体に問題を引き起こしている場合がある。

詳細については、以下まで。

 

<お問い合わせ先>

IDACA常務理事   小林寛史(exd19-idaca@j.email.ne.jp

IGC穀物アナリスト ピーター・クラブ(PClubb@igc.int

以上

【参考1】

「アジア、オセアニア、アフリカにおける穀物市場情報に関するIGCIDACA共同調査事業」について

 

国際穀物理事会(IGC)と一般財団法人アジア農業協同組合振興機関(IDACA)は、20221月に連携協定を締結し、以来、連携した取り組みを展開してきた。同協定にもとづき、本年5月に標記の調査事業の立ち上げを確認し、共同実施している。実施にあたっては、外務省がIGCに拠出した資金を活用している。

この事業において、本年9月までに、日本(日本)、フィジー(オセアニア)、タイ(ASEAN)、ネパール(南アジア)、ガーナ(アフリカ)の穀物市場研究者から対象品目(コメ、小麦・大麦、トウモロコシ(メイズ)、菜種等)にかかる地域情勢をヒアリングしたうえで質問項目を取りまとめ、対象地域の農業団体、協同組合、消費者団体、食品関連産業、シンクタンク・政府に調査を行った。

令和51219日にタイ・バンコクのカセサート大学で開催したワークショップは、上記回答者のうちコメに関して回答した関係者を参集の範囲として議論を行ったものである。

 

【参考2】

国際穀物理事会(IGC)について

 

IGCは、穀物の貿易に関する国際協力の促進、貿易の円滑化、国際穀物市場の安定への寄与、穀物貿易に関する情報交換等を目的に、穀物・油糧種子価格指数(GOI)の算出・公表、穀物市場に関するレポートの作成、穀物カンファレンスなどを実施。

本部ロンドン。28か国及び欧州連合が加盟。

詳しくは外務省ホームページ参照(国際穀物理事会の概要(International Grains Council:IGC)|外務省 (mofa.go.jp)

 

 

2022.12.23

年賀状でのご挨拶の取りやめについて

令和4年12月吉日

各 位

年賀状でのご挨拶の取りやめについて

一財)アジア農業協同組合振興機関

拝啓

晩秋の候、ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。

平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。

さて、標記の件につきましては、近年の社会情勢を考慮して令和5年初春より年賀状の送付を控えさせて頂きます。

 

 つきましては、誠に勝手なお願いでございますが、貴団体におかれましても年賀状によるお心遣いはご無用にてお願いしたく存じます。

 

少し早いですが、来年の皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

 

 

敬具

2022.10.07

気候変動に関するアジア太平洋地域のワークショップ(The Climakers APAC Region Digital Workshop)を実施しました。

9月20、29日の2日間にわたり、「気候変動に関するアジア太平洋地域のワークショップ」(The Climakers APAC Region Digital Workshop) が無事終了いたしました。

 

本ワークショップはアジア太平洋地域の農業者組織によって実施された気候変動の緩和と

適応に関する優良事例の共有 周知を目的としており、 気候変動に対して様々な取り組みを行うアジア太平洋地域20か国から事例を収集・選別し、11カ国の取り組み事例を紹介しながら、発表者ならびに参加者で意見交換を行いました。 2日間のワークショップに35か国以上から参加登録をいただき、 約100名以上の方にご参加いただきました。

 

2日目の9月29日にはIDACA中家理事長による、 開会挨拶が行われ主催のWFO(世界農業者機構)、各関係団体への謝辞を述べるとともに、本ワークショップの意義、 IDACAの設立から現在に至るまでの経過について述べました。また、今回初めての試みとして、 日本の食品・農業関係者向けに日英同時通訳者を配置いたしました。

 

<ワークショップ参加者の方へ>

この度はご参加いただき、 誠にありがとうございました。

下記、アンケートフォーム(文字をクリック)にご協力いただけますと幸いです。

クライメーカーワークショップアンケート(受付終了しました)

(5~10分程度の内容)

 

 

2022.09.12

【終了】ワークショップのご案内(THE CLIMAKERS APAC REGION DIGITAL WORKSHOP)

気候変動に関するアジア太平洋地域のワークショップのオンライン開催についてご案内

世界農業者機構(WFO)は、世界の農業団体が取り組む気候変動対策のネットワーク化をはかるため、ノルウェー政府等の資金拠出を得てクライメーカーズ・プロジェクトを実施しております。昨年度のアジア地域での実施は、アジア農業協同組合振興機関(IDACA)が委託を受けアジア8ヶ国の農業・農協組織から10件の取り組み事例を収集し、ワークショップを開催し、その取り組み結果は、昨年11月の国連と食料システムサミットで報告されました。

 

本年度もIDACAが受託し、取り組みの対象地域をアジア太平洋地域に広げ、9月に2回のワークショップ(オンライン)を開催することとなりましたので、下記の通りご案内申し上げます。

 

■ ワークショップの詳細

題目: THE CLIMAKERS APAC REGION DIGITAL WORKSHOP

内容: 農業者による気候変動対策取り組み事例の情報共有と意見交換

方法: オンライン (ZOOM)

時間: 令和4年9月20日(火) 午後4時~午後6時(受付開始: 午後3時30分)

         令和4年9月29日(木) 午後3時~午後5時(受付開始: 午後2時30分)※日本語通訳あり

申し込み方法:

ワークショップへの参加申し込みは下記URLから登録フォームに入力をお願いいたします。登録フォームを送信いただきますと、ミーティングURLの入った招待Eメールが届きます。ご参加いただく当日の開始時間(開始時間の30分前からアクセスできます)にアクセスをお願いいたします。

 

9月20日(火)午後4時~午後6時(受付開始:午後3時30分)

 コチラから ➡️ https://bit.ly/TCM_Workshop_20_9_22(受付終了)

9月29日(木)午後3時~午後5時(受付開始:午後2時30分)

 コチラから➡️ https://bit.ly/TCM_Workshop_29_9_22(受付終了)

費用: 無料

言語: 英語(9/29のみ日本語同時通訳あり)

   ※ZOOM のオーディオ設定で日本語を選択してください。

 

ご参加を心よりお待ちしております。

2022.07.22

事務所移転・新ロゴマークのお知らせ

このたび一般財団法人アジア農業協同組合振興機関(IDACA)は、2022年7月22日に事務所を移転することになりましたので、ご案内申し上げます。

 

事務所移転に伴い、新しいロゴマークを制定し「情報と人的ネットワークのハブ」として生まれ変わり、アジアの農村現場に「イノベーションをもたらす触媒役」となるため、積極的な事業展開を実践してまいります。今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜わりますようお願い申し上げます。

 

【移転先住所・電話番号】

〒194-0022 東京都町田市森野2丁目30番14号

TEL: 042-860-7801  FAX: 042-860-7802

 

【最寄り駅】

JR町田駅から徒歩10分

小田急線町田駅から徒歩7分

 

【移転日】

2022年7月22日(金)